

昨日、イオンモールライカムで映画を見てきた。とてもおもしろかったので感想を書く、ネタバレあると思うので知りたくない人は飛ばして読んでください。
私は小説版を先に読みました
小説 君の名は。 (角川文庫)
、夏に映画が公開されてツイッターで知って小説で読めるなら、読んでみようと(文庫で安いし)思いました。小説のほうも面白くて満足していたのですが、小説の方は主人公の男女の主観で記述されていて、お祭りの様子や友達とのやり取りなどがかなり省かれています。あと小野寺先輩という女性の扱いがかなり変更されています。旅館に3人で泊まる場面で小野寺先輩は未成年者ではできない行為をすることと、最後に主人公滝くんに出会う場所と会話の内容が変わっています。
ストーリーの話をすると表札に彗星の絵があるように大きな事件が起きた(起こる)ことと田舎に住んでいる女の子が東京で暮らして男性になりたいと願ったことから、夢を見ることを通じて異性との生活の入れ替わりが起きてそのことで、ある重要な事実をお互いに知ることになって二人が協力することによって解決を迎える、ただし事実が入れ替わったことで協力していたことが忘れ去られることになるけど、忘れられない、出会うためにもがくという内容です。
いわゆるセカイ系という世界に潜んでいる問題をちっぽけな個人が選択を正しく選んでいくことでより良い現実を手に入れるという願望が根っこにある作品です。
小説には描かれていない三葉さんの生い立ちだったり、テッシーという青年がとてもかっこよく描かれていてとても楽しめました。大きな場面展開の時に(4回)曲が流れてきて(私にはあまり刺さらなかった)とてもノリが良い作品でもあります。
黄昏時というこの世とあの世の狭間がとても重要なシーンとして出てくるのですが
千と千尋の神隠し [DVD]
を観ているとその狭間がよくわかると思います。
あと三葉さん(中身 滝くん)は涼宮ハルヒさん、滝くん(中身 三葉さん)はキョンくんという
涼宮ハルヒの憂鬱 文庫 1-11巻セット (角川スニーカー文庫 )
というライトノベルの作品の主人公たちのことを理解しているとよりこの映画のことがわかると思います。
もちろん予備知識無しでもとても楽しめる映画です、小学生の姪っ子が一人でみて面白かったと感想を言っていました。セカイ系の物語を楽しみたいなら小説のほうが楽しめると私は感じていますが、映画は動画が綺麗で小説では描ききれない場面がいっぱいあって、小説を先に読んでいても十分に楽しめる作品でした。
とても楽しい時間を過ごせました。