本の紹介 音楽の進化史 

図書館で借りて読んでいます。西洋の歴史の中で音楽がどう成長して行ったかを紹介した本です。音楽の発見として古代から遡って現代までの歴史を紹介しているので、とても話題が盛りだくさんです、歴史に残る出来事とそれに対する評価も書かれているので、音楽を題材にした歴史のルポタージュを読んでいる感覚になります。
クラシック音楽の紹介が中心の題材だと思います。豆知識になる文章がいっぱいあるので、2回ぐらい通しで読んでいますが、内容が理解できた量は3割くらいです。原作はThe Story of Musicという本だと思います。古本で購入しました。
豆知識として楽典にのるような題材もありますが音楽授業というより、世界史の授業を受けている印象を覚えました。
楽器や機材の進化史でもあるので、読み込んでいくと音楽の教養になると思います。ページ数が482ページほどあって、内容も多岐にわたるし項目ごとに新しいキーワードが出てくるので、理解を深めていくと決めたなら購入しても良いと思います。ただ著書の主観で様々な歴史のトピックが評価されているので、作者の書きぶりを確かめるのに図書館なので試し読みすることは良いと思います。ドイツの作曲家の素晴らしさはしっかり記述されていますが、ナチス・ドイツのことはかなり批判する表現がかなりあります。あとポピュラーミュージックよりも、クラシック音楽の発展を望んでいるような記述がされていると感じました。
音楽の教養になると思う本の紹介でした。追記、内容は高度ですが翻訳はとてもよく表現されていると思います。洋書は苦手という方は紹介した翻訳本の方を手にとって見てください。

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