囲碁の本因坊挑戦手合いの４局目があって挑戦者の芝野名人が白番中押し勝ちをした。

今日は囲碁の本因坊戦の４局目の2日目がありました。観戦をけっこうしました。
封じ手の局面は白が良い気がしていたけど、2日目の進行は白が地を稼ぐ手を打つ間に、黒が左辺と下辺の切りを打てたので、黒の模様がかなり厚くなりました。この手で黒が打ちやすいと思いました。
このあと、白は天元の下に打ち込んで行ったあと戦いになりました。この戦いは黒がかなり得をしたと思います。白はかなり時間を使っていました。ただ打ち込んだ白石の半分は取れたけど、もう半分は脱出できました。黒は逃げ出した白石の隣の中央の白石を取れたけど、中央の白石が黒の地合いの中に侵入してかなり荒らせました。この戦いで白はだいぶ地合いを挽回できたと思う。ただまだはっきり黒が形勢よかったと思う。
このあと、黒が右上隅を決めたけど、右辺に開いた方がよかったかもしれないです。あとそのあと黒が右辺を押していったのも少し損したのかもしれないです。白が右辺を開けた時は地合いはかなり細かい局面だったと思う。ただまだ黒が厚い形勢だったと思います。黒が右辺にぶつかりを打ったあと、白が下ハネを打ったあとに、黒がハサミつけを打ちました。勝負手と言える手だと思うけど、中央の上辺側の黒石と中央下辺側の石を攻められて、攻めに行った石が逆に取られてしまいました。もう少し手は進んだけど、白の中押し勝ちで終局しました。
2日目は黒の形勢がよかった局面が長く続いたと思うけど、ヨセに入って白がうまく打って地合いの差を減らして行って、勝負手を逆襲して逆転したと思います。井山本因坊がヨセで逆転されるのは珍しいと思います。挑戦者の芝野名人の粘り強さが出たと思います。
これで星数は本因坊からみて３勝１敗になりました。井山本因坊がかなり有利です。ただ勝負事は終わってみるまでわからないので、次の対局も楽しみですね。囲碁の話題でした。