囲碁の本因坊戦3局目は黒番の芝野王座の中押し勝ちで終局しました。
囲碁の話題を書いて行きます。
今日は囲碁の本因坊戦3局目の2日目でした。ところどころ観戦してツイートしたりしました。
今日の対局は攻め合いが多くて午後は観戦休憩することも多かったです。
封じ手は右下隅に打つ手でした。右下が決まったあと、下辺の白が少し動いて、そのあと右上の形が決まりました。そのあと黒が左上の形を決めたところで、白が下辺の白石をしのぎに行きました。
下辺を動き出すあたりで、お昼になっていたと思います。ツイートでも紹介したけど、午前中が終わったあたりでのソフトの形勢判断は、黒がはっきり優勢となっていたようです。
囲碁をよく見ている方の感覚として、なんとなく黒の厚みが大きいのはソフトに頼らなくてもわかる感じだと思うけど、厚みを活かして勝ちきるのは、相手が模様の中で動いていくのをうまく攻めないといけないので、簡単には勝てないという経験則があります。
ツイートでも書いたけど、幽玄の間の解説の方はお昼頃のコメントとして、まだまだ難解で白もまだまだやれるというような意見をしていたと思います。
お昼休憩の後、白が下辺の白石を捌きに行ったけど、黒は強く攻めて行きました。白も大石全体を活きに行ったので、難解な攻め合いが続きました。
攻め合いになってからのソフトの形勢判断は見ていないけど、黒が良いと判断していることが多かったと思います。
私は白が活きるのは難しいとは思ったけど、難解すぎて手の予想ができない局面が続いたので、観戦休憩を多くしました。取りに行くのは読み抜けがあるとすぐに活きられてしまうので、とても難しいです。(相手が間違えるように難しく活きにいくのもとても難しい読みが入ります。)
18時ごろに大石の右側の形も決まって行きました。右辺の形がだいぶ決まったところで、解説で白にチャンスがないというようなコメントがあったと思います。
その後もう少し進んで白の投了となりました。
白にチャンスがある局面が少ない対局だったと思います。大石をしっかり取り切ったこともあるので、黒の名局と言える気がします。
これで星数は挑戦者の芝野王座の2勝1敗になりました。井山本因坊は読みの強さが強いことでこれまで勝ち星を築いてきたかたです。これまでなら、大石のしのぎを見つけて逆転勝ちすることが多かったと思います。挑戦者の芝野王座の読みの強さがこの対局では印象的でした。
2日目の読み比べも凄かったけど、初日の左下の展開やその後の下辺の競り合いも芝野王座の感覚は良かったと思います。
前の対局に続いて今日の対局も、読み比べで井山本因坊に挑戦者の芝野王座が勝っていると思います。7番勝負なので、まだどうなるかわからないけど、芝野さんは好調を維持していますね。
芝野さんの本のリンクを一つ貼っておきます。
井山棋士がタイトル戦に出ている時は、井山棋士の方が星数を多く伸ばすことが多いので、挑戦者にもう少し頑張って欲しいと書くことが多いけど、今回のタイトル戦は挑戦者の調子が良いので、井山本因坊の巻き返しに期待しています。
私はタイトル戦は番数を多く見たいので、星数は並ぶ方が安心するけど、挑戦者の芝野王座は好調のようなので、次の対局がどうなるかわからないです。
次の対局も楽しみです。囲碁の話題でした。